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史跡
須賀川一里塚 Sukagawa ichirizuka |
一里塚は、今から約370年前の江戸時代に、当時の将軍徳川家康の命により全国の主要街道を改修した際築造されたものといわれています。 須賀川の一里塚は、奥州道中(旧陸羽街道)に残る数少ないもので、東のものは径5m、西のものは径6mあり二基相対し塚形がよく保存されている点では奥州道中唯一のものであり、日本橋から59番目のものとされています。 また、当時塚の上には榎【えのき】が植えられていたと伝えられ、街道を行き来する人たちが木陰で一休みする場としても利用されていたと考えられています。 |
場 所 | 〒962-0034 福島県須賀川市一里坦 |
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交 通 |
[車でお越しの方] ●須賀川ICより約5分 ●駐車場なし [電車でお越しの方] ●JR須賀川駅より市内路線バス乗車 停留所「一里坦東」下車 徒歩約2分 |
お問い合わせ | <須賀川市HP・文化財ガイド・国指定文化財ページ>こちらをクリック! 須賀川市・文化振興課 Tel:0248-88-9172 |
上人壇廃寺跡 Shounindanhaiji ato |
上人壇廃寺跡は、昭和36年の東北本線複線化工事にともなう発掘調査で明らかとなった寺院跡です。 8世紀前半に創建され、南門・金堂・講堂が南北方向に一列に並ぶ伽藍配置や、金堂周辺から六角形の瓦塔(塔を模した瓦質の焼き物)、区画の溝跡からは、打ち鳴らす鉦の一種である金鼓(きんこ)、経典の軸止めである経軸端(きょうじくたん)などが出土しました。 これら発掘調査の結果、東北地方における地方寺院として希少であるとの理由から、昭和43年に国の史跡に指定されました。 市では、各種体験学習や歴史散策、史跡めぐりなどの講座を年間計画により行なっています。 |
米山寺経塚群 Beisanji kyouzukagun |
米山寺経塚は、市内西川の日枝神社境内にあります。明治17年に神社本殿の改修をするため裏山にあった塚を整地した際、土中から青銅製の経簡(きょうづつ)や経文(きょうもん)を入れた陶製の簡などが発見されました。経塚は全部で10基発見されています。 この経塚の中でも3号経塚は、ほぼ原形のまま保存され、平安末期における経塚の構造例として貴重であります。 |
場 所 | 〒962-0052 福島県須賀川市西川坂の上21 |
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交 通 |
[車でお越しの方] ●須賀川ICより約3分 ●駐車場なし [電車でお越しの方] ●JR須賀川駅より徒歩約15分 ●JR須賀川駅より市内路線バス乗車 停留所「桐陽高校前」下車 徒歩約3分 |
お問い合わせ |
<須賀川市HP・文化財ガイド・国指定文化財ページ>こちらをクリック! 須賀川市・文化振興課 Tel:0248-88-9172 |
栄町遺跡 Sakaemachi iseki |
須賀川駅前にある栄町遺跡は、大規模な堀立柱建物跡や「イワセ」という地名の存在を考古学的に証明した「石瀬(いわせ)」と書かれた墨書土器が見つかり、栄町遺跡が当時の郡役所(群衙)跡であることがわかりました。 駅周辺は古代須賀川地方の中心地であったことが明らかになり、現在は、郡役所の正殿があった場所近くに「陸奥国石背郡衙跡」の碑が建てられています。 |
場 所 | 〒962-0858 福島県須賀川市栄町 |
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交 通 |
[車でお越しの方] ●須賀川ICより約5分 ●駐車場なし [電車でお越しの方] ●JR須賀川駅より徒歩約3分 |
お問い合わせ | <須賀川市HP・文化財ガイド・市指定文化財ページ(pdf)>こちらをクリック! 須賀川市・文化振興課 Tel:0248-88-9172 |
舘ヶ岡磨崖仏及び 供養碑群 tategaokamagaibutsu |
鎌倉時代に造られたというこの磨崖仏【まがいぶつ】は、安山岩の崖面を彫って造られたもので、和田大仏と並ぶ当地方の代表的な磨崖仏です。 像の高さは約2.2m・肩幅約1.2mと和田大仏と比較してやや小柄な阿弥陀如来座像ですが、固い安山岩でできているため保存状態がよく、仏の姿がはっきりしています。 また、磨崖仏の周囲からは供養碑と考えられる梵字や蔓陀羅の刻まれた壁面が崩れ落ちた状態で点在しており、現在も人々の信仰を集めています。 |
場 所 | 〒962-0404 福島県須賀川市舘ヶ岡向山 |
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交 通 |
[車でお越しの方] ●須賀川ICより約15分 [電車でお越しの方] ●JR須賀川駅より市内路線バス 「仁井田経由滝原」乗車 停留所「舘ヶ岡公民館」下車 徒歩約15分 |
お問い合わせ | <須賀川市HP・文化財ガイド・市指定文化財ページ>こちらをクリック! 須賀川市・文化振興課 Tel:0248-88-9172 |
和田大仏及び 横穴墓群 Wada daibutsu |
この大仏は、阿武隈川西岸の丘陵岩壁に彫られた磨崖仏【まがいぶつ】で、高さ3.6mの阿弥陀如来といわれていますが、仏像の保存状態がよくないため定かではなく、一説には大日如来を唱える人もいます。
伝説によると、この大仏は大同3年(808年)弘法大師が 諸国行脚のときに彫ったと伝えられています。 また、古記によると乳不足の婦女子が大仏の乳部を削り、粉を煮立てて飲むと乳がでるようになるという信仰があったようで、この大仏の乳部も削り取られていることから、当時の人々の生活に密接な関わりをもっていたことが伺われます。 大仏の彫られた崖面一帯には古墳時代に造られた横穴墓が数点存しています。 |
場 所 | 〒962-0813 福島県須賀川市和田字大仏 |
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交 通 |
[車でお越しの方] ●須賀川ICより約15分 ●駐車場なし [電車でお越しの方] ●JR須賀川駅より市内路線バス乗車 停留所「宮前」もしくは「川東」下車 徒歩約15分 |
お問い合わせ |
<須賀川市HP・文化財ガイド・市指定文化財ページ>こちらをクリック! 須賀川市・文化振興課 Tel:0248-88-9172 |